この世界観にたどり着くまでの体験

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わたしたちの世界は、なにもない、無限の可能性から、奇跡的な瞬間が毎回起こっています。

いつもと変わらない朝が迎えられることは、当たり前なのではなく、奇跡的な瞬間です。

いつもと変わらない夜が迎えられることは、当たり前なのではなく、奇跡的な瞬間なのです。

身体が痛くないこと、気持ちが落ち着いていること、豊かな感情が味わえること、五感を味わえること、

排泄ができること、睡眠がとれること、食事ができること、会話ができること、身体が動くこと・・・。

当たり前なことは、当たり前ではありません。

 

数年前、3人の子どもたちが、アトピー性皮膚炎で、夜寝られないほどに痒がり、突然泣き叫び、気づいたら血だらけで、1時間ごとにおき、全身をさすってやり、手が3つあればいいと思った時間を過ごしていました。三男にいたっては重症で、崩れた皮膚から浸出液が多く漏れ出していたために、体液バランスが崩れ、心停止をしてもおかしくないと即入院になるほどでした。

朝起きて、夜寝るまで、普通の生活ができることが、どれだけ素晴らしいのか

当時は、大きな不満と反発とを抱えながら、この生活がどれくらい続くのだろうかと、怒りや悲しみや恨みやそんな思いと共にやりすごしている毎日だったことを思い出します。

思い通りに生活ができないこと、通算8年。眠れたと思ったら起こされの期間です。日中も不安定な子どもを抱っこして、掃除機をかけ、包丁を握り、洗濯を干していました。おんぶではだめだった。片腕で抱っこしながらです。よくやっていたなと思います。毎日血だらけのシーツを洗濯し、剥がれ落ちた皮膚を片付け、精神状態も崩壊しながらひたすら時間を過ぎ去らせる感覚。

朝になれば早く夜になれ、やっと夜になったら早く朝が来い。時間が流れてほしかった。

目に入ったレストランで自由に注文して食べれたら、夜ぐっすり眠ることができたら、ゆっくりトイレに入れたら、ゆっくりお風呂に入れたら・・・。セッションではいつも、叶ったら最高な夢を記載してもらっているのですが、これがわたしにとっての最高な夢だったんですよ。当たり前な生活。基本的な生活。どれだけどれだけそれを求めていたでしょう。

子どもが言うことをきかないとか、ご飯を食べないとか、そういう話を聞く度に、「は???」って思っていました。卵は避けているからと話しているその前で、卵料理を注文していたりすると、強い怒りと悲しみと恨みとが湧き上がりました。

辛い状況をその瞬間だけでも思いやってくれたらいいのに・・・。

 

今ならこの状況において、なにが起きていたのかがわかります。わたし個人がどんな認識の仕方をしているから、この状況を体験していたのかがわかります。

しかし、これらの体験が「わかる」ことにとっては、必要だった。「わかる」に重なる「わかっていない」だった。

その状況が起きている大元に気づき、その大元を変換させるための過程だった。

 

その通算8年間のがんじがらめな、ある意味『自己がない』体験が、今のわたしにとっては重要なアイテムです。そこからぐるんとひっくり返る体験をして、そこから今の世界観の流れに入りました。

鏡の法則を知ったのが、9年前、そこから毎日自分と向き合う時間を過ごし、自分の意識と現実との連動具合を観てきました。手探りで流れ着いてきたものが、今アウトプットしていることです。

きっと、過去のわたしの過程を「今」過ごしてらっしゃる方がいるでしょう。手探りをもうちょっと軽くするお手伝いができるかもしれません。ただ、今起こっていることは大事なアイテムです。とっても大事な体験。必要だからそれを体験しています。そこからの学びが必ず自分の力となっています。

 

わたしが大きな体験の先に手に入れた世界観はこれです。

ここを馴染ませる時間に入りました。もうこれだけ。ここをどれだけやりすすめるか。

○自由に流れるままにして、枠に押し込めないでそのまま開放のままにしておく
○瞬間瞬間で切り替えていく
○過去データでこじつけない
○次の起こりを楽しむ
○完全信頼する
○流れを流れのままに通過させてあげる
○エネルギーのトンネルそのもので在り続ける固定観念で決めつけをしないということで、その目の前の現象はそこからほどけていく。
観測するからこそ、そこから始まる。だからそこをニュートラルにしておく。決めつけをしないということ。瞬間瞬間フラットで。そこにはイメージやストーリーはない。そこからなにが起こるのかわからない柔軟さで新しい瞬間の流れだけを眺める。
決めつけないからそこから立ち上がるものは想定外な豊かさだろう。
閃きを閃きのままに行動していくと、なんだか面白いものが出来上がっていたということに気づく。
事後確認な位置。委ねる。任せる。やらせる。そんな空間を俯瞰しておく。
きっとなにかに繋がり、なにかが出来上がり、それが循環し、豊かなものそのものを体感できる。流れは塞き止めなければ繁栄だと知っている。
【結果はわからない】そんな世界。狙いなし。そこが繁栄そのものの前提なんだろう。

これらを日常で。

そして大事なことは自分の心地よさ。

自分で決めたルールを微細なところまでほどいていく。

原因⇔結果の世界を概念の決めつけではなく、さらに大きな視点で捉える。

その大きな視点のなかで、自分のルールをほどいていきながら、自分の世界を心地よいものにしていく。

どれだけ自分に寄り添い、ルールをほどくかが満たされた体験をつくっていく。

丁寧に丁寧に

ちょっとした違和感、ちょっとした満たされていない感覚

そのちょっとをオセロを一つ一つ丁寧にひっくり返すように、叶えていく。

ちょっとしたものもスルーさせないで、見つめていく。

そこにこそエネルギーを注いでいく。

 

誰かにとって自分がどう在るべきかという自分の位置ではなく

自分にとって自分がどう在りたいのかという位置へ

ひとつひとつ変えて行く。

他者視線によって確立されている自己をほどいていく。

自分の心地よさを選んで行く。

 

自分へのおもてなしの感覚が、豊かさの源流。それが響き渡る。

それが原因となり、結果が受け取れる。その結果が原因となり結果が受け取れる。

丁寧に丁寧に。

自分の世界を整えていくことが、体験を変えるたったひとつの方法だとわたしは観じています。

 

まとめ

・状況には原因⇔結果のシステムがある

・原因⇔結果のシステムのなかに、瞬間瞬間関係性のないという概念も含まれる

・自分の心地よさを選択するその土台にも、そのシステムの世界観が重要

・自分しかいない、自分すらいないの世界観が重要

・未知を未知のままにしていくことが重要

・すべては愛だけが動いていることの理解の時間

・大きな安心と信頼の前提に在ることの証明「瞬間で完」の世界

 

多くの多くのことが、今に凝縮されています。

ただの出来事ではない。

多くの凝縮の顕れである瞬間的奇跡を今味わっています。

 

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hiromitti

保健師HIROMITTIです。 新しい健康教育は、自分の内的世界のなかに、お姫様と王子様を住まわせること。 「愛と信頼で満ちたお姫様」と、「すべてを具現化できる王子様」とのコミュニケーションストーリーに力を貸すことで、自分の人生がパワフルに展開し、健康でイキイキ生きる体験をサポートしています。 他者ではなく、自分で決めるから楽しく生きられる。自分を愛することでQOLを高める方法をご紹介します。

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