今井翼氏をポインターにメニエール病の新しい視点を模索する

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今井翼氏の引退報道がメディアをにぎわわせている今日、メニエール病について新しい視点をひろみっちなりに模索してみようと思う。事実とは関係ない、模索記事であることをご了承いただき、読み進めていただきたい。

 

メニエール病とは

症状

①激しい回転性のめまい
②難聴(大半の患者では、発症した側の耳に10~15分以内に中等度から高度の難聴が発生)
③耳鳴り
④耳閉感
の4症状が同時に重なる症状を繰り返す内耳の疾患

 

病態

「内リンパ水腫」と呼ばれる内耳の浮腫

つまり、浮腫により、感覚細胞が障害され、突発的で激しい回転性のめまいと同時に、耳鳴りや難聴を起こす。

 

メニエール病をきっかけにして自分の葛藤を手放す

ここでフォーカスしたい症状と思考パターンの連動

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これらを参考に、以下の症状を、どのような思考パターンが自分の身体のなかで葛藤(闘い・攻撃)を引き起こしているのかという視点で、メニエール病の別世界を捉えてみることをする。

 

・めまい(突発的で立つことも出来ないほどの激しい回転性で、かつ数十分以上続く)
・難聴(特に低音域が障害される)
・耳鳴り
・耳閉感
・吐き気
・嘔吐
・冷や汗
・顔面が蒼白くなる
・動悸
・異常な寒気・暑さなどの温感異常

これら症状をもとに、書籍を調べたところ、以下の要素が抽出できた。

◎めまいの内的要素

飛躍した考え、考えがまとまらない、目を背ける、事実を認めたくない

◎難聴の内的要素

拒絶、孤立、何に耳を貸したくないのか、私の邪魔をしないでくれ

◎耳鳴りの内的要素

聞きたくない、心の声を聴いていない、頑固

◎吐き気の内的要素

恐れ、考え(アイデア)や経験を拒む

◎嘔吐の内的要素

考えることへの激しい拒絶、新しいものを恐れる

◎感覚異常の内的要素

愛情や思いやりを抑えている

 

★以上症状の大元である浮腫の内的要素

何を、誰を手放せないでいるのだろうか

★以上症状の大元であるリンパ障害の内的要素

人生の本質に立ち返るよう警告を受けている、愛と喜びの不足

 

メニエール病がお知らせしてくれている内的要素をまとめると

今、人生の本質に向き合う時期

◎自分にとって愛されている感覚がするものを見つける

◎自分にとって喜びとはなにかを思い出す

・今の自分そのものが認められず、色々な思考が飛び交い、イメージのなかに埋没しているような状態

・本当のやりたいことを外側の期待により、やれていない状態

・こころの声に耳を傾けるために、他者の期待を遮断しようとしている状態

・新しい要求に応えたくない

・自分が注ぎたいところにエネルギーを注げていない状態

・過去の栄光、過去のいざこざ、あらゆるものをまだ引き摺っている状態

 

こんな要素があると思います。こうしてみると、患者としての世界とは違う、その人個人の体験にフォーカスした新しい世界が観えてきました。

これらの問いかけをしてみると、自分の次の一歩が見えてくるのかもしれません。

 

内的要素からの質問

・自分の今現在の、本当の気持ちは、どんな気持ちでしょう。感覚、感情、思い、考えなどを書き出してみましょう。

・自分にかけられている負荷として感じている、期待とはなんでしょう。注目するのは、「発症のとき」「症状が重かったとき」そしてその時に起きていた状態のなかで、感じているものを、幼少期に感じていた体験があると思います。思いつくままに書いてみましょう。

・今までで、他者からかけられていた期待、そして期待に応えようとしていた自分、そして応えられなかった自分、応えられたときの嬉しい自分、等『期待』をキーワードに思いつくものをすべて書き出してみましょう。

・誰もいないところで、つまり、期待によって自分が応える必要のないところで、つまり結果がどうであってもよいところで、自分は何をしていることが喜びですか?自分に愛を注いでいると感じられますか?

・それを実際に自分がしていたら、どのような感覚がしているでしょう?

・その感覚に近い、ここでできる一番小さなことは、なんでしょうか?

・その一番小さなことを、今自分に与えた時、どのような感覚がしますか?

 

これらから自分が氣づいたこと、それを実際にやってみましょう。そして、毎日、その感覚を感じる時間を1分だけでいいので、自分のために確保してください。

 

この状態になったからこそ、叶えられたことがあることに氣づく

今、上記の質問を読んでみて、きっと色々が浮かび上がったことでしょう。思い出という名の、情報の因果関係(こうでなければならない)というものは、身体に深く深く浸み込んでいるのだと思います。自分が期待に応えたときの、高揚感や幸福感は、自分の今を否定する材料にもなりかねません。その葛藤を昇華させ、フラットなところで、今の自分を受け容れることができるような流れを、この状態に設定することで、叶えているのだと思います。

今まで期待に応えようとして、本心をさらけ出せなかった。弱い自分をみせられずに頑張ってきた。それが何もできない状態に自分を設定することで、圧が加わり、崩壊します。無意識の自分の選択は、力を抜いて、リラックスして存在できること。

だからこそ、フラットなところから、今、自分が体験したいことを選ぶきっかけにしていただけますように。

 

今井翼氏の活躍

ここで、メニエール病をきっかけに引退し、自分の人生を生きることを決めた翼さんの今までの活動を一緒に拝見してみませんか?

以下ウィキペディア「今井翼」より

1981年10月17日生まれ

1995年にジャニーズ事務所に入所(13歳のとき)

2002年タッキー&翼の結成(20歳のとき)

2004年構成・演出・衣装・振り付けも手掛けた初のソロコンサートを行う(22歳のとき)

その後、ミュージカル、歌手活動など行う

2007年、『World’s Wing 翼 Premium2007』で本格的なフラメンコを披露するため、2泊4日で単身スペインに渡って毎晩本場の踊りを鑑賞しスペインに魅了される。帰国後本格的なフラメンコレッスンを始め、フラメンコダンサーの佐藤浩希に師事。その後も年3回ほどのスペイン訪問を続けている(25歳のとき)

2009年頃からスペイン語の学習にも取り組む(27歳のとき)

2011年3月からはNHK語学講座『テレビでスペイン語』のナビゲーターも務めた(29歳のとき)

2012年6月14日、世界初のスペイン文化特使に就任(30歳のとき)

2013年4月26日、日本大学国際関係学部にてジャニーズ事務所所属タレントとして初となる大学の特別講義(スペイン語)を行う

5月21日には駐日スペイン大使館で開催されたスペインのブランド・ロエベのファッションショーに出席し、スペイン語で日本スペイン交流400周年のプレオープニング宣言を行った

6月11日にはスペイン・マドリードの王立劇場でスペイン訪問中の皇太子とスペイン国王フェリペ6世(当時は王太子)夫妻らが鑑賞した日本スペイン交流400周年の開幕記念音楽会に支倉常長役で出演。出演後、皇太子と懇談した際に「このような栄誉ある時間と役目をいただけたことを大変光栄に思います」と話し、翌日の6月12日にはマドリードの国立装飾美術館で、特別展「支倉常長とその時代展」を視察したスペイン訪問中の皇太子からあいさつを受ける

9月17日、日本スペイン交流400周年のスペイン親善大使に就任する(31歳のとき)

2014年10月27日まで大阪松竹座で公演していた舞台『GOEMON 石川五右衛門』の千穐楽後、立ち上がるのが困難なほどのめまいを訴えたため11月6日に都内の病院に検査入院(32歳のとき)

その後メニエール病であることが判明し休業を余儀なくされ、音楽番組やラジオ番組の出演をキャンセル。12月7日に退院はしたものの、12月10日から出演予定だったコンサートを休演

12月31日のジャニーズカウントダウンライブで歌やダンスを披露しステージ復帰を果たした

2017年9月、タッキー&翼が活動休止を発表(33歳のとき)

2018年3月28日、メニエール病再発で入院。治療に専念するため、無期限の芸能活動を休止

2018年9月10日に解散(34歳)

2018年10月17日で35歳のお誕生日を迎える

 

今井翼氏が本当に望んでいることを推測する

大きな切り替わりが2012年のスペイン。2007年のフラメンコをきっかけにして、自分の本当を知ったのかもしれない。少しずつ、スペインを蓄積してきたものが、2012年に開花したようなそんな印象すら受ける。

その後、2013年に症状発症することで、ジャニーズという枠のなかでの活動を「できない」と創造しているように感じます。

この、人生の流れ、大きな飛躍と、枠組み。それを自分でリセットするかのように、今回の引退が起こったように想像します。症状によって大好きなフラメンコすら踊れない。でもきっと、この引退で、枠がなくなり、まっさらになり、本当の自分で在れる時間、役割に囚われず、何も持たない自分で在れるほど、フラメンコを踊ることができる時間が濃くなって来るのだと信じます。

本当の実際はわからないですよね。今どうなのか。本当のところは何を体験しているのか。それは本人にしかわからない。そして自分でもわからないという方も多いと思います。

 

現在のメニエール病の動向

・厚生労働省前庭機能異常に関する調査研究班により,メニエール病診療ガイドラインが2011年に発刊(現在改訂版を作成中)

・罹患率等を調べるも、古い資料しか出てこない。似たような疾患が多くあり、鑑別が難しいのかもしれない。

・メニエール病は女性に多く、発症年齢は30歳代後半から40歳代前半にピークをという報告もあれば、男女比は1:1だったり、発症年齢40-50歳というものもあるようで、性差や発症年齢を特性にするのは難しい。

 

補助なし

メニエール病は、障害者総合支援法の対象となっていた 151 疾病のうち対象外となる疾病(16 疾病)のなかに含まれている(長期の療養を必要としないということから)。ただし、 平成 27 年 6 月 30 日までに障害者総合支援法に基づく支給決定を受けたことのある者は、平成 27 年7 月以降も対象(経過措置)

(H30.4.1版 障害者総合支援法における障害支援区分難病患者等に対する認定マニュアル

※厚生労働省の指定難病のなかには、メニエール病に似ている、遅発性内リンパ水腫(指定難病305)がある。特徴:片耳又は両耳が高度難聴ないし全聾。難聴発症より数年~数十年経過した後に、発作性の回転性めまい(時に浮動性)を反復する。

 

指定難病とは(旧特定疾患:2014年、難病の患者に対する医療等に関する法律(難病法)成立後、指定難病へ)

特に治療が極めて困難であり、かつ、医療費も高額である疾患について、医療の確立、普及を図るとともに、患者の医療費負担軽減を図る目的で、都道府県を実施主体(つまり自治体により違うということ)

似た言葉として特定疾病という言葉がある(要介護認定で使われる)。

 

治療の実際

◎対象療法のみ(浮腫対策)

以下ウィキペディア「メニエール病」より

病気が完成してしまうと難治であり、早期の治療が重要

基本的には薬による加療が行われる。
治療につかわれる薬は多いが、第一選択は強い浸透圧による脱水力で内リンパ水腫を軽減させるイソソルビド(商品名イソバイドやメニレット)などの利尿剤である。内耳の血液循環改善薬が使われることも多い。炎症を抑える為にステロイド剤や精神安定剤、ビタミンB12製剤も使われることがある。聞えの症状がなかなか改善されないときにはステロイド剤が多く使われる。
めまい発作時には吐き気を伴うことが多いために内服薬の投与は困難であり、炭酸水素ナトリウム注射液(メイロン)やグリセロール、トラベルミン、制吐剤などが点滴静注される。
また、入院治療にてステロイドの点滴静注が行われることもある。
難治・重症例には内リンパ嚢開放術や前庭神経切断術などの手術が行われる事がある。
めまいを軽減するために経鼓膜的に鼓室内へゲンタマイシン(ゲンタシン)などの抗生物質を注入し、平衡感覚をつかさどる前庭細胞の変性をはかる局所治療もある。
欧米においては減塩治療は一般的である。
継続して行われる有酸素運動も有効との報告がある。
現在、日本においては健康保険適用ではないが、中耳加圧療法が一部の難治例に有効であるとする報告がある。
鼓膜ドレーンチューブ留置術や免疫抑制剤なども一部には有効との報告がある。

 

終わりに

現在のメニエール病の治療は、浮腫の改善という対象療法。根本解決は見えていないように感じられます。ストレスがきっかけという流れなのかもしれませんが、もしそのストレス自体が引き起こされている大元にアクセスできたら、その大元を改善するというアプローチができるように思います。

今回、今井翼さんの活動の流れと、メニエール病の発症時期、そして、症状自体の内的要素を複合して俯瞰してみると、本当にやりたいことを期待に応えずにやることを自分に赦すということが、現在の状態を変化させる大きな原動力になるような気がしてなりません。

引退して、フラットになって、「今井翼」を再誕生させる動きは必然だったように思います。リラックスして、頭を空っぽにして、心地よい時間を囚われのない自分で、味わっていくこと。

それを1分から始めて行っていただきたいなと心から願います。これからも翼さんらしい素敵なお時間を創造していけますように。

 

期待に応えないこと、結果を設定しないこと、これはすべての人に今必要なメッセージだと思うんです。自分勝手に生きるという意味ではなく、フラットなところから、自分の好きを表現し、「出しきって完了」「今を生きて完了」それを大切に生きることをみんなでできたら最高なしあわせの世界が体験できると思います。

 

今井翼氏をポインターにしたメニエール病、そして全疾患に対する新しい視点を持つための模索記事でした。今その疾患をきっかけに、どのような状態を体験しているのか?そんな部分を掘り下げてみると、次の自分の一歩が見えてくると思っています。

ここまで読んで下さって、本当に有難う御座います。

そして皆様にとっても、素敵なお時間を創造していけますように。

今井翼氏をポインターにメニエール病の新しい視点を模索する
メニエール病の大元は、浮腫。そして浮腫に対する治療が軸であるんですね。ここで、現代医学とは、別視点ではありますが、わたしなりに感じている、メニエール病と「こころ」との関係を書いてみたいと思います。

 

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hiromitti

保健師HIROMITTIです。 新しい健康教育は、自分の内的世界のなかに、お姫様と王子様を住まわせること。 「愛と信頼で満ちたお姫様」と、「すべてを具現化できる王子様」とのコミュニケーションストーリーに力を貸すことで、自分の人生がパワフルに展開し、健康でイキイキ生きる体験をサポートしています。 他者ではなく、自分で決めるから楽しく生きられる。自分を愛することでQOLを高める方法をご紹介します。

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